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Author:ネコ
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今思うと、あたし夢を見てたんだなぁ。

今までのは全部、彼の真っ赤な嘘に塗り固められた

心地の良い夢。




目覚めようと、ずっともがいてきた。

やっと今、目覚めの出口から1歩外に飛び出した。


そして、居心地のいい向こうに引き返したい気持ちでいっぱいなんだ。

目の前には、山・谷あれど光り輝いた道が幾重にも広がっているのに。




きっと、そういうことなんだろう。



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テーマ : 不倫 - ジャンル : 恋愛

朝目覚めて、真っ先に枕元の携帯を手に取るのはもう習慣。

起きれば必ず彼から何かメールが入っているから。


勿論今朝は何のメールも入ってなかったけれど、それは当然なのだから大して落胆したりなんかもしない。



今日も晴れてていい天気だし、今朝の珈琲もいつもと変わらずいい匂い。
カプチーノの泡が作れちゃうコーヒーメーカーが欲しいな、なんてそんな事を考えていて


けっこういい感じで彼の作り上げた夢の世界から抜け出しつつあるように思った、その矢先


s-PICT0005.jpg


朝ごはんの用意をしながら思わず口ずさんだ井上陽水の“傘がない”に合わせて、突如 洪水のように溢れ出してくる涙。


頭の中といえば、コーヒーメーカーのことしか考えてなくて、
悲しくもなければ辛くもないし、寂しくもなくて、ただ朝日を受けながらバターを四角く切っていただけのはずなのに。





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「帰ったら奥さんの居る家庭があって、外に出たらあたしが居て、どっちもある方がKにとって幸せ?」


「ひとつがいいよ


「いつ1つ選ぶの


「ネコ、ついこの間まで『Kとは未来が無いから、他に好きな人ができたら迷わずそっちに行かせて貰います。』って言ってたよ
もう、僕以外要らない


「Kの側に居たら他に好きな人もできないから、そろそろ離れようかと思っているところ。
そしたらいつかはちゃんと好きな人もできて、前に進めるかもしれない。」



「そうか・・・。」




「Kはやっぱり、あたしじゃなくて奥さんを選んだと思っていい家庭捨てられないんでしょ
前に『2人のことは今後の流れ』って言ってたし、少なくても今はあたしと一緒になる気ないんでしょう
























「すぐには無理だ。僕にも事情があるから。
一緒に居ればいいことあるとも言えないし。別のとこに気を向けたほうがいいんだろうね。」


















最後の最後に
嘘をつかずに、正直にあたしの望みを打ち砕いてくれた彼は

今までで一番あたしに対して誠実で、今まででのどの嘘よりも一番優しかったと思う。





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「K大好きだよ〜大好き
Kの中であたしは2番でも、あたしの中ではずっと唯一だったよ〜

今までありがとうチョー楽しかったし、チョー幸せだった
Kに出会えて良かったと思ういっぱいいっぱいありがとう
Kの赤ちゃんだけは、産んで1人ででも育てれば良かったって、ちょっと後悔かな〜
愛ちてるよ辛いくらい

最後にもっかいだけチューしたかったなぁ。もう不倫はしないでね。あたしの後に、あたし以外の誰か好きになっちゃヤダっ。

大好きっ
バイバイッ

neko」




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お知らせ

コメント下さった皆様、ホントにありがとう。

元気付けられたり、頑張ろうと思えたり、共感してくださる人の優しさに泣きたくなったり。

今はちょっとお返事をとても書けないので、明日くらいにお返事しようと思います。
彼と出会ったのは、痛いほどの陽射しが青い波や白い砂浜の上で乱反射するとても眩しいビーチだった。

無我夢中でレーシングコースを突進したかと思えば楽しそうにふざけたりするジェットスキーを降り、陸に上がってきた彼は上下赤×黒のウェットスーツに身を包み、太陽をはじき返すミラーサングラスをかけていた。

今のあたしは、そうやって無邪気に遊ぶ彼を“お猿さんみたいで可愛い”と思うのだけど、その時のあたしの目に彼はキラキラしていてとてもかっこ良く映った。

王子様だと思った。

気がつけばあたしは駆け出していて、ビールを片手に友達と談笑する彼の側にちょこんと座り、彼の顔を覗き込んでいた。

「え…、何?」と困惑した表情の彼にニッコリ微笑んで「ケータイの番号教えてください」と言うと、彼の周りに居たみんなは笑い出して、彼も笑いながら「名前も聞く?」と言った。

彼はKと名乗った。

でもそれは嘘で、彼の本名を知ったのは2年も後のことになる。

彼が奥さんが居ることを認めたのはそれから更に1ヶ月も後だ。




彼と出会った頃のあたしは、人を好きになることができない女だった。

その頃、あたしには彼氏と呼べるか呼べないかかなり怪しい特定の男性が1人居た。そのヒトには妻子があったけれど、恋や愛だなんてのはただの妄想だと考えていたあたしは、恋人なんてのは一緒に楽しい時間が共有できればそれでいいと思っていた。


憎しみ合って離婚した両親の下で育ったからとか、

中学のとき好きだった同級生の飛び降り自殺がショックで暫く塞ぎ込んでいた自分を後で振り返ってみると、悲しみにくれている自分が好きだったんじゃないかという自己嫌悪と共に、恋愛なんか思い込みで 恋に恋している幻だと鼻で笑い飛ばして拒絶したからとか、

それらしい言い訳はいっぱいあるけれど、

彼と出会ってから恋に落ちるまで、それ程時間はかからなかった。



あたしは今、彼と出会う前とは明らかに違う自分を感じている。


いつからか、素直に人を好きだと思えるようになった。




「不倫ほど無駄なものはない」と、よく言われているけど、

あたし自身も「不倫なんてものには早々に見切りをつけないと人生が勿体無い」と思うけれど、彼と過ごした3年間は無駄ではなかった。






人を愛せる女になった今、人からも愛される女になれると思う。







不倫は終わった。





愛する彼に本当は愛されていない絶望の闇も終わった。








幸せになろうと思う。

次は、奥さんのいない人と。







K、今までホントにありがとう



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思いつき

昨日は、付き合いで知り合いとバーに行ってきました。
53歳のおじさま、既婚者。
それから、初めてお会いする24歳の若い既婚男性と3人で。

確か、あたしの生まれ年のワインは高いとか、最近はどこの銘柄が美味しいだとか、そういう話をしていたのだけど

何か一言がとてもひっかかったあたし。

「ん!?ねぇ、不倫したことあるでしょ!」

不倫とは全く関係ない話題だったんですけど。

そしたら、ある!2人ともある!
こんな若い子でも不倫経験あるのかーと少し驚き。1歳の子が居るらしいのだけど、奥さんとの仲はあまり上手くいってないようです。




「男だから不倫してしまうのも分かる。外の女性が新鮮で魅力的なのも分かる。
だけど、お願いだから独身女性には手を出さないで。独身女性は好きな人と幸せになりたい生き物だから、お互い都合悪いでしょ?」


「そおー?結構、女性も割り切ってない!?」


「中にはそういう女性も居るけど…。
いい?不倫してる女性には2タイプ居るの。

相手には家庭があるから重荷を背負わずに済んで楽だと感じる女性と、いつかは家庭を捨てて私だけのものになって欲しいと願う女性。

男性の方にも2タイプ居る。浮気に本気になってしまって家庭を捨てて慰謝料払って不倫相手と新しい家庭を持ちたいと思う恋愛体質の男性と、好きなのは彼女だけど大切なのは家庭だって割り切って、家庭では満たされないものを外で遊ぶことで埋めようとする人。

上手いコトぴったり合う者同士なら、家庭にばれて誰かを不幸にしない限りは問題ないんだけど。

でも、旦那さんも努力して、奥さんも一緒に努力すれば結構家庭の中で満たされるものだと思うよ。
って言っても、あたし結婚したこと無いから分からないけど。」


「でも妻とはできないセックスとかあるじゃん。」


「今まで妻と試した事がないんでしょ!?
意外と奥さんもそういうの好きかもよー。」





さて、帰りがけのタクシーの中。
若い子は先に降りて、おじさまと2人きりになった時のこと。

「ネコちゃん、キスしようか。」











つい今しがた「家庭で頑張れ」「独身女には手を出すな」を熱弁したあたしにそれを言うか!!

しかも、これから先も仕事で顔を合わすことだってあるのに!なんて度胸!


「奥さんと別れたら毎日キスしてあげる」って言ってタクシーを降りました。





・・・不倫男につける薬ナシ!?




せめてKだけは、これからは奥さんと円満な家庭を築いて欲しい。
あたしに上手く隠してるだけで子供も居そうだし。



あぁ、だけどKも浮気繰り返しちゃうタイプだよなぁ〜。絶対。



あたしがKに出会った頃、Kには別の彼女居たし。
それが偶然あたしの友達で、日本って狭いなぁってつくづく思ったんだけど。

今、考えるとあたしとその友達は2人ともKには奥さんが居るなんて知らずに「正々堂々と勝負する」なんて言って、取り合ってたのはただの浮気相手の座なんだ。アホらしいことに。



(「正々堂々と勝負する」なんて言ってたのはあたしの方で、その友達からしてみれば「後から現れて何言ってんだー!!」って感じだっただろうな。)



小学校を転校するまでの親友だったんだけど。友情関係崩れなくて良かった。あいつ、寛大な女だなぁ。




その子とKを取り合ってた頃の日記やblogを読み返してみると、笑えるやら恥ずかしいやら、むなしいやらで苦笑い。


Kと出会った日のとこから最近までの日記やblogを全部まとめて、写真もつけて1冊記念に製本して手元に残しておこうか。

文章掘り起こしたりレイアウトいじったりで忙しくなって、Kに連絡とりたいなんて考える暇もなくなるだろう。



いや、そんな事しなくても
産んで育てようかと悩んでたときに一旦諦めた夢や、妊娠でそれどころじゃなくてほっぽり出してた2大やるべき事で十分忙しいか。

いつまでもモヤモヤしてないで、早くやるべき事を済まさなくちゃ。。

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